◎ 高度な投資サービスを通じて世界の富を適切に配分し、
「豊かで美しい社会」を造る原動力となる。
◎ 良質な投資家教育を通じ、才能と努力がフェアに報われる社会を作る。
◎ 日本の伝統・文化を世界に発信し、世界的な相互理解を進める。
「日本にはどうして独立系の投資助言会社が少ないのか」
「日本の投資家はいつも高いものをつかまされて、資産が増えないのはなぜか」
これについて、いつも考えてきました。
ひとつには、「投資家が損をしても手数料が入れば問題ない」「売ったもの勝ち」という構造があると思います。売ったところで仕事が終わるのであればその後の仕事はおざなりになります。
また上昇相場が続いたもののほうが売りやすいので、投資家は高値を掴むことが多くなります。これをやっている限り、日本の投資家はカモから抜け出せません。
また、短期間で投資の成果を求める風潮もあるでしょう。良い買い物をしてもすぐに報われるかどうかはわからないわけですが、投資家と助言者がその理解を共有し、ときには我慢をしなければ最終的な成果はあげられません。投資助言者はそのことを伝える義務があると思います。
逆に言えば、投資家と助言者の利害を一致させつつお互いの信頼関係を維持することができれば、仕事がうまく行く確率は格段に高くなるはずです。弊社はそのような理念と予想のもとに、世界でも指折りの投資助言会社となるべく発足しました。
そのことをわかっていても、既存の大きな会社では理想を追求しにくい面があります。そこで日本でもいくつかの独立系投資顧問が立ち上がってきました。今はまだ珍しく思えるかもしれませんが、いずれは独立系が重要な一角を占めるようになるでしょう。
「投資とは何か?」を突き詰めると、「信用による豊かさの再生産」とでも言えるでしょうか。調査した上で信用して投資を行い、忘れたころに大きくなって戻って来る。自分が教えてあげたと思っていたら、自分が教わっていた…。教育にもよくと似た、長期の互恵関係であると思います。
そういう意味では、ただ儲けるだけでは意味がありません。富は社会に還元され、次の世代に伝えられてこそだと思います。この国に生まれたことを次の世代に感謝してもらえるよう、富や文化を伝えて行くつもりです。
それを実現できるよう、息の長い会社になります。
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